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夏に着たいテック系ファッションとは?エアリズムだけじゃない夏のテック系アイテム6選

更新日:6月10日


夏のテック系ファッション

夏はどんな服を着ても暑くて、


「暑いし、汗臭くなるし、いっそのこと服なんて着たくない!」


と思ったことはないでしょうか?


夏を涼しく過ごすインナーとして、ユニクロのエアリズムを着る人もいると思いますが、エアリズムだけでなく、そしてインナーだけでなく、夏に着たいテック系のアイテムがあることをご存知でしょうか。


今回はそんな夏に大活躍するテック系アイテムを解説していきます。


テック系のアイテムが夏におすすめな理由から、おすすめなテック系アイテム5選を紹介していきますので、この暑い夏はテック系アイテムを着て、快適に過ごしていきましょう!



目次




テック系ファッションとは?夏に最適な理由も


テック系ファッション素材

そもそもテック系ファッションとは、先進的なテクノロジーと機能性素材を使用してデザインされた服を「テックウェア」といい、それを科学技術の進歩とファッションデザインの融合をした分野をテック系ファッションといいます。


例えば、ユニクロのヒートテック・エアリズム、ゴアテックスなどが、テック系ウェアにあたります。


ではテック系ファッションがなぜ夏に最適なのか。


1. 通気性と透湿性


テック系素材は、通気性が非常に高いことが特徴です。


これにより、体からの熱や汗が衣服を通じて外部に逃げやすくなり、体温調節を助けます。


また、透湿性の高い素材は、内部の湿気を外に放出することで、肌をドライに保ちます。


このような特性は、暑い日やスポーツのときに特に有効です。


2. 吸汗速乾性


夏の暑さ対策には、汗を迅速に吸収し、素早く乾燥させる素材が理想的です。


テック系素材には、吸汗速乾性に優れたファブリックが多く開発されています。


これらの素材は汗を素早く外部に移動させ、衣服内を常に快適な状態に保ちます。


3. UVカット機能


夏の強い日差しによる紫外線は、皮膚へのダメージや熱中症が心配される要因の一つです。


テック系素材の中には、高いUVカット効果を持つものがあり、これにより直射日光下での活動でも肌を守ることができます。



4. 進化する冷感技術


夏場に洋服あると涼しさを感じられる特性は、冷感効果です。


テック系素材には、体感温度を下げるための進化した冷感技術が取り入れられています。


例えば、フェーズチェンジ素材 (PCM)で、特定の温度で固体から液体へ、またはその逆の変化をする物質を利用します。


この変化時に熱を吸収または放出する性質を活用して、洋服内の温度を一定に保つことが可能にする素材もあります。


5. 防臭・抗菌機能


夏場は汗をかきやすいため、洋服の臭いが気になることもあります。


テック系素材には防臭・抗菌機能を持つものが多く、長時間の使用にも臭いの発生を抑えることができます。


これにより臭いを気にせず、安心して過ごすことが可能です。



夏に大活躍なテック系素材6選


それでは具体的にテック系の素材を解説していきます。


今回はただのテック系素材ではなく、ファッション性も考慮し厳選しました!



1.SOLOTEX(ソロテックス)


SOLOTEX


SOLOTEXは、テイジンが開発したポリエステル素材です。


ファッションウェアだけでなく、クッション材、化粧パフ、ペンの先等、様々なところで使われています。


以下が特徴です。


1.柔軟性と伸縮性


SOLOTEXの最大の特徴の一つは、その類稀なる伸縮性と柔軟性です。


この素材は、通常のポリエステルに比べて高い伸縮回復率を持ち、身体の動きに対して自然にフィットし、形を保持する能力があります。


そのため、アクティブな動きが多いスポーツウェアやアウトドアウェアに適しており、快適な着心地を提供します。


2.形状記憶機能


SOLOTEXは形状記憶機能も有しており、洗濯後も元の形に戻りやすいため、衣服のメンテナンスが容易になります。


この特性により、日常の使用においても、見た目の美しさを長時間維持することが可能です。


3.環境への配慮


SOLOTEXは、生産過程での環境負荷の低減にも注力しています。


リサイクル可能な素材を使用しており、持続可能なファッション選択肢としての価値を高めています。


また、長持ちする耐久性により、衣服の寿命を延ばし、廃棄物の削減に貢献しています。


が特徴となり、夏場は汗で服が体に張り付いてしまったり、洗濯回数も増えるので、ソロテックスの特徴は夏にも活躍すること間違いなしです。



2.Triporous™(トリポーラス)



Triporous™(トリポーラス)


Triporous™は、SONY(ソニー)が開発した革新的な素材で、特に環境浄化や脱臭機能に優れています。


この素材は、籾殻から生まれた天然由来の多孔質カーボン素材が特徴で、マクロ孔、メソ孔、マイクロ孔を持つ、独特の多孔質構造を実現しています。


この独特の構造が、優れた吸着性能を発揮し、特にファッション業界においても応用されており、活性炭の6倍といわれています。


この技術はファッションだけでなく、空気清浄、スキンケア、水処理にも応用されています。


以下が特徴です。


1.優れた吸着性


Triporous™は、独特の三次元の細孔構造を持っており、一般的な活性炭と比較しても非常に小さい分子まで捕捉できる能力があります。


これにより、臭気分子、バクテリア、有害物質などを効果的に除去できるため、衣服だけでなく空気清浄フィルターなどにも使用されています。


2. サステナブル素材


Triporous™の原料となる籾殻から再生可能な資源から得られるため、環境への影響が少ないです。


これにより、サステナビリティに配慮した製品作りが可能となり、環境に優しいファッション業界のニーズに応えることができます。


また、Triporous™の製造過程では、バイオテクノロジーが活用されています。


これにより、資源を効率的に利用しながら、環境負荷の低減が図られています。


このプロセスはエネルギー消費を抑えることも可能にしており、持続可能な生産方法として評価されています。


3.高い薬剤担持量


Triporous™は、マクロ孔やメソ孔に大きな細孔容積を持つため、従来の活性炭よりも多くの薬剤や触媒を添着できます。


マクロ孔やメソ孔に大きな細孔容積を持つトリポーラスであれば、従来の活性炭よりも多くの薬剤を添着でき、2倍以上長持ちするフィルターを実現できます。


この特徴により染料の入りがよく、深みのある色がだせます。


が特徴となります。


Triporous™はA-POC ABLE ISSEY MIYAKEやTabioとも協業しており、臭いを吸収し分解するといった特徴から、臭いの気になる夏に最適なテック系ウェアです。



3.OUTLAST®(アウトラスト)



OUTLAST®

引用:OUTLAST®(アウトラスト)公式サイト


OUTLAST®はドイツの会社が開発した素材で、元々NASAのために開発された技術です。


「温度調節技術」により、着用者が過冷や過熱を感じることなく、常に快適な体温を保つことが可能です。


以下が特徴です。


1.フェーズチェンジマテリアル(PCM)


OUTLAST®は、マイクロサーマル素材で構成されており、大量の熱を吸収(吸熱)・保持(蓄熱)・放出(放熱)する直径 2ミクロン~30ミクロンのマイクロ・カプセルがファイバーや糸の中に組み込まれ、或いはファブリックに何百万個もコーティングされています。


このミクロ単位のカプセルの中には、温度変化に応じて液体→固体→液体....と可塑的に様相を変える特殊な相変換物質 (PCM=Phase Change Material)であるパラフィンワックスが入っています。


この「アウトラスト・マイクロサーマル・カプセル」が熱を吸収(吸熱)して保持(蓄熱)したものを放出(放熱)したりすることによって、理想の温度帯にコントロールする事を可能にしています


2. 快適性とエネルギー効率の向上


OUTLAST®素材を使用した製品は、エネルギー効率が向上します。


体温の調節に必要なエネルギー(例えば暖房や冷却)を減らすことができるため、究極的には消費者がエネルギー使用量を削減し、快適性を維持することが可能です。


3. 汎用性と耐久性


OUTLAST®素材は、洗濯に強い耐久性を持ち、その機能を長期間にわたり維持することができます。


これは衣類、寝具、靴など、幅広い製品に応用可能であり、特に繰り返し洗濯が必要とされる夏において重要です。


が特徴です。


OUTLAST®は、上記の技術で温度調節といった夏を快適に過ごす体験を提供してくれます。



4.SHELTECH®(シェルテック)


SHELTECH

SHELTECH®は、「太陽と遊ぶ」というコンセプトのもと誕生。


炎天下の中でも涼しく自由に動き回ることができる素材で、日本の皿海衣料株式会社が開発しています。


ストロー形状の糸である中空糸を複数束ね、セラミックと翡翠(ヒスイ)の粒子を練りこんだテック系素材が、以下の特徴を実現しています。


1.遮熱


太陽光の熱を効果的に遮断し、最大で-5℃の状態を作り出すことが可能。


服を着ているほうが、涼しく感じるほどで、夏の暑さ対策にバッチリ◎


2.接触冷感


糸に練りこまれた翡翠の粒子による、接触冷感。


また外気をシャットアウトし、服の中の涼しさを持続させる。


3.紫外線防止


練りこまれた素材の効果で、最大UPF50+の紫外線をカット。


強い日差しの下でも肌を保護し、日焼けや紫外線による肌ダメージから守ります。


4.軽量


中空糸という利点で、軽量を実現。


同様の製品を似寄りの生地で作成した場合と比べ、最大約8%もの軽量が可能。


5.吸水速乾


こちらも中空糸という特性上、抜群の吸水性。


そして、そのストロー状の糸が水分を素早く吸い上げて発散する為、服が濡れても汗をかいても通常より早く乾き快適に過ごすことを可能に。


以上が特徴です。


夏にデニムを履くと熱がこもり汗がダラダラになってしまいますが、SHELTECH®のデニムは上記の特徴から非常に蒸れにくく、夏でも快適なデニムを可能にしています。



5.COOLMAX®(クールマックス)


COOL MAX

アメリカに本拠地を置くLYCRA社(ライクラ社)が取り扱う繊維で、特にその優れた吸湿性と速乾性で知られています。


最大限に涼しく快適に着られるように開発されました。多くのスポーツブランドやファッションブランドから愛用されています。


以下が特徴です。


1.吸湿性と速乾性

クールマックス繊維は特にその優れた吸湿性と速乾性で注目されます。


この繊維は汗を肌から素早く吸い上げ、外部に放出することで、着用者がドライで涼しい状態を維持できるように設計されています。


コットン素材の5倍ほど、この効果があると言われています。


そのため、汗冷えもしにくい素材です。


2.通気性

クールマックスのファブリックは非常に通気性が高いため、空気が衣服内を自由に流れ、さらに涼しさを提供します。


これにより、体温の調節が促され、快適な着心地が持続します。


3.イージーケア


独特な形の異形断面糸を使用することで、シワの入りにくい生地になっており、洗濯回数の増える夏でもケアが楽にできます。


が特徴となり、1986年に開発されたテックウェアでもありますので、様々な商品ラインナップがあります。



6.Insect Shield® (イノセクトシールド)


Insect Shield®

Insect Shield®は、衣類にペルメトリンを結合させることで虫を寄せ付けず、虫から守るというものです。


snow peak(スノーピーク)やHanes(ヘインズ)でも取り入れられており、タウンユースからアウトドアと幅広いシーンで活躍します。


以下が特徴です。


1.広範囲の虫に対する効果


Insect Shield®は、蚊、ダニ、ノミ、アブ、アリなど、不快な害虫から保護する効果があります。


これにより、マラリア、デング熱、ジカ熱、ライム病といった虫媒介疾患のリスクを減少させることができます。


2.安全性と耐久性


素材のペルメトリンは米国環境保護庁(EPA)によって安全と認められており、Insect Shield®加工された衣類は子供や妊婦を含む全ての人に対しても安全です。


また、この加工は衣類に密着し、洗濯による効果の減少が少ないため、最大70回の洗濯まで効果が持続するとされています。


3.使用の容易さ


Insect Shield®加工された衣類は、特別な手入れを必要とせず、通常の衣類と同様に使用できます。


虫除けスプレーの再適用や特別な洗剤を必要としないため、使い勝手が非常に良いです。


が特徴です。


服を着るだけで虫よけとなるので、街中でも虫が苦手なかた、アウトドアシーン、ペット用品と画期的なテックウェアです。



暑い夏はテック系ファッションで快適に過ごす!


夏に最適なテック系ファッションの素材を解説しましたが、いかがでしたでしょうか?


今はテクノロジーの発展が凄まじく、年々新たなテック系素材が開発されています。


こういったテクノロジーを有効活用して、快適な夏ファッションを楽しんでいきましょう!



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