先日、ファミリーマートが2990円で発売したスウェットが大きな話題になりました。
コンビニエンスストアで販売する衣料品としては高価に感じられるかもしれませんが、その素材には「USAコットン」が使用されていることでその高品質さが注目を集めました。
このファミリーマートという会社、その親会社である伊藤忠商事はビッグモーターを電撃買収したことでも話題になっていますが、実は、原点は繊維問屋にあります。
そのため、今回の素材調達についても一役買っていると思われます。
SNSでは「USAコットンはどういった素材なのか?」、「なぜサスティナブルなのか?」といった疑問が多く上がっていました。
今回はそんな疑問点を解決すべく、USAコットンという素材の魅力を深掘りしていきます!!
目次
USAコットンとは?
まずは、USAコットンについて詳しく見ていきましょう。
USAコットンとは、その名の通りアメリカで生産されたコットンのことを指します。
ただし、単に生産地がアメリカであるというだけではなく、特定の基準を満たしたコットンだけがUSAコットンと呼ばれます。
その基準とは、品質や生産環境、労働環境など、サスティナビリティ(持続可能性)に配慮したものです。
アメリカにおける綿花の栽培は、16世紀にスペイン人によって始まりました。
その後、南部を中心に綿花産業は大きく発展し、アメリカ経済を支える重要な柱となりました。
奴隷制度との暗い歴史も持ちますが、今日では労働環境に配慮していることも条件に加えられ、世界最大の綿花輸出国として、高い品質と安定供給を誇っています。
つまり、USAコットンとは高品質で、環境や労働者に配慮した形で生産されたコットンのことを指すのです。
USAコットンの特徴
USAコットンは、他のコットンと比較すると、その繊維が非常に長いことが特徴です。
この長い繊維のおかげで、USAコットンは他のコットンよりも強度が高く、耐久性に優れています。
また、USAコットンは非常に吸水性が高く、肌触りも良いとされています。
そのため、衣類だけでなく、タオルやベッドリネンなどにもよく使用されます。
代表的な
アップランド綿
最も一般的な短繊維綿で、Tシャツやデニムなど幅広い用途に使用されます。
ピマ綿
長繊維綿で、滑らかで光沢のある肌触りが特徴です。高級シャツやドレスなどに使用されます。
超長綿
さらに長い繊維を持つ綿で、シルクのような滑らかさと光沢を持ちます。高級服地やタオルなどに使用されます。
ファミマスウェットレビュー
ここで、話題のファミマスウェットについて詳しく見ていきましょう。
このスウェットは、上記で述べたようにUSAコットンが使用されており、その高品質さが注目されています。
ファミマスウェットは、その価格の割に高品質な素材が使用されていることで、コストパフォーマンスの高さも話題となっています。
コンビニエンスストアで手軽に購入できる点も、その人気の一因と言えるでしょう。
話題のファミマスウェット買ってみた!
耐久性を中心にレビューしたいと考え、10回ほど着て洗濯してみたファミマスウェット。
流石にポリ配合のスウェットと比べると若干生地はゴワっとする感じもある。が、触った感じの品質はかなり良いかも…?
ただ、思ったより薄く、シワにになりやすいなーという印象も否めないです。
袖口や襟元はご覧の通り。襟元は少し広め。10回ほど着ると若干しぼんでくる感じもする…。
こちらはポリを10%配合している模様。ポリ感はそこまで感じません。
今回は、デニムと、ノームコアっぽいオールブラックコーデを用意してみました。(圧倒的トイレ前感!)
ボディのデザインとしては全然悪くない!割とシュッと見えるようなデザインになっていますが、着丈が若干短いので好みが分かれそうな部分です。
首元や手元はこんな感じ。
10回着たくらいで特にヘタリは感じない。
結論、ファミマスウェットとっても良い。
ですが、文句なし星5!というわけではなく、着た感じのゴワゴワ感と若干の生地の薄さが気になる感じでした。
しかし2980円と考えるとめっちゃ良い!星4つ!
麻布台ヒルズ店限定商品も!
先日オープンしたての麻布台ヒルズ店ではなんとデニムやデニムジャケットも展開。
お値段は2980円とはいきませんが13ozのヘビーウェイトデニムを使用との事で、こちらも中々の品質が期待できそうです!
デニムジャケットが税込9,990円、デニムが税込7,990円
ローソンも追従し、フリークスとコラボ
ファミマスウェットの成功を受けて、他のコンビニエンスストアチェーンも衣料品の販売に力を入れるようになりました。
特にローソンは、人気ブランド「フリークス」を起用したコラボレーションアイテムを発売し、大きな話題を呼んでいます。
こちらはZOZOでも取り扱った事でWeb販路もしっかりとカバー、ローソンにフリークス側が製造する事で在庫数も確保出来ている印象があります。
ファミマの親会社伊藤忠商事は繊維問屋
ファミマスウェットを販売するファミリーマートの親会社である伊藤忠商事は、元々繊維問屋として創業された会社です。
そのため、繊維の調達や品質管理には長年の経験とノウハウが生かされています。
さらに、伊藤忠商事は最近ではビッグモーターの買収で話題となっています。これにより、同社は自動車業界への進出を果たし、そのビジネス領域をさらに広げることとなりました。すごい…。
まとめ
以上が、USAコットンとファミマスウェットについての詳細です。
USAコットンはその高品質さとサスティナビリティに配慮した生産方法で注目を集めています。
また、ファミマスウェットはそのUSAコットンを使用したことで話題となり、多くの消費者から支持を得ています。(一部のコメントで炎上もしていましたが…)
このように、高品質な素材を使用し、環境や社会への配慮を忘れない商品作りも、消費者からの評価を得るための重要な要素であることが分かります。
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